カミーユ(シャイナ・マグダヨー)はマルコ(カルロ・アキノ)と幸せな結婚生活を送っている。一方、マルコの幼なじみのビアンカ(デニス・ローレル)は、密かにマルコに恋していた。彼女はマルコに結婚を申し込むが、マルコの心はカミーユにしかない。
マルコとカミーユの結婚式の後、マルコは海外勤務のためドバイに飛ぶ。残念ながら飛行機は墜落し、生存者はいない。マルコに執着するビアンカは彼を探し続け、ある島に取り残されたマルコを発見する。マルコは記憶喪失になるが、幼い頃のビアンカを覚えていた。ビアンカは彼の記憶喪失を利用し、自分が妻であることを告げ、夫婦として一緒に暮らすという複雑な嘘をつくことにする。一方、夫の死に心を痛めていたカミーユは、やがてラファエル(JC・デ・ヴェラ)と出会い、恋に落ちて結婚する。カミーユは学校を経営し、ふたりは子作りに励む。
数ヵ月後、ビアンカが最も恐れていたことが現実になる。マルコは他の女性との記憶を少しずつ取り戻し始めるが、それを突き止めることはできない。ビアンカはカミーユに関する情報をもとに、マルコを操り、回復した記憶が彼女に関するものであると信じ込ませる。しかし、マルコは自分の記憶について、答えのない疑問を持ち続ける。
ビアンカは妊娠していることを知り、最終的にマルコはビアンカと一緒にアメリカに行くことを選択する。やがて二人は結婚し、ビアンカはジュリアと名付けた女の子を出産する。二人は幸せな家庭を築き、やがて家具屋を始める。しかし、ビアンカの父が心臓発作で倒れ、ビアンカは父の事業のために帰国することを求められる。ビアンカとマルコは、父を降ろされたジュリアを連れてマニラに戻り、カミーユが経営する学校に入学させる。ビアンカは、父親がラファエルの会社と提携契約を結んだことを知る。
マルコとカミーユの世界がぶつかり合うが、マルコはカミーユを認識できていない。マルコの記憶が戻ると、カミーユは最初の結婚を取り消すよう嘆願する。カミーユはラファエルを愛し、マルコとは別れていたのだ。ビアンカの強迫観念とパラノイアは悪化し、カミーユ、ラファエル、そして彼女の愛する人たちの生活は危険なものになっていく。ビアンカは精神錯乱状態に陥り、ラファエルを含むカミーユの愛する者のほとんどを殺し、カミーユは死にそうになるがマルコに救われる。