ドキュメンタリーで不正と闘ってきたミンギュは、今度は経済的な問題で辞めようとする。唯一の夢であったフィギュアスケートを辞めたハンナは、自分のアイデンティティについて苦悩している。そして、実の母親を探すことで苦しみに直面しそうなジュヒ。ジュヒの母親探しから始まった3人の旅は、不当解雇に抵抗するギター工場労働者との出会い、北朝鮮に夫を持つ老婆との出会い、そして韓国への新たな視座の獲得という契機となる。その旅の中で、3人は互いの痛みを見守り、それぞれのアイデンティティを見出す。さらに、ミンギュとハンナは互いに想いを寄せるようになる。
(出典: ハンシネマ)