エレベーターの中、高速道路、バスケットコートの端など、街中でバラバラになった体の一部が詰まった黒いゴミ袋が次々と現れ、被害者の身元がほとんど分からなくなる。犯人の動機はまったくもって謎である。捜査の指揮を執るのは、この事件で名誉挽回を図ろうとする燃え尽きた刑事チョー。チョーと相棒のベテラン刑事オウは、グロテスクなパズルのピースのようにパーツを交換しながら、殺人事件の順序を決めていく。そして、遺体から「ヘキサメドリン」という消毒薬が検出され、医師か生物学者による犯行と思われる。
そんな中、チョは被害者全員が関係を持ったという謎めいた美少女アーティスト、チェ・スヨンに導かれ、突破口を開く。しかし、この突破口を開いただけで、チョは事件解決にはほど遠い。動機がつかめないまま、チョは多くの手がかりをつかんでいく。殺人事件が続く中、チョはスヨンに接近し、彼女の苦悩に満ちた過去を解き明かし、新たな疑問と容疑者を導き出す。チョとオウは、彼女の父親が有名な画家であり、数年前に謎の失踪を遂げたことを知る。チョは、大学時代の同級生で現在の同僚であるキヨンと、彼女の友人であるソンミンを調査することにする。
チョがキヨンを調べている間、気弱なスヨンは襲われるが、なんとか逃げ出す。釈放後、キヨンは姿を消し、翌朝、チョ刑事は第4の殺人事件の発生を知らされる。雨の降る首都圏の高速道路で、またもやゴミ袋が発見される。その死体は、首のないキヨンの姿だった。