東城大学医学部付属病院には、生存率60%といわれる心臓手術の中でも最も難しいバチスタ手術に特化した伝説の外科医チームがある。このチームは結成以来、医学界では前代未聞の27例連続の術後成功を収め、日本中に衝撃を与えてきた。しかし、最近行われた3つの手術では、手術台で連続して死亡者が出た。捜査を任された心療内科医の田口は、軟弱な性格のため、自分の専門外の技術を扱わなければならず、頭を抱えていた。そこに現れたのは、生意気な厚生労働省の調査官、白鳥。彼は田口を甘いと言うだけでなく、これは殺人事件であり、犯人はこのエリート集団の中にいると自信満々に語る。謎が深まるにつれ、7人のメンバーそれぞれの複雑な関係も明らかになっていく。果たして、この凸凹コンビは真相を突き止めることができるのか?
~~ 海堂尊の小説「チーム・バチスタ」シリーズを映画化。