民王

現職の総理大臣である武藤泰山と、そのダメ息子である翔は、ある日突然、体が入れ替わっていることに気がつく。
原因も解決策もわからないまま、翔はしぶしぶ父の代理で国会に出ることになる。しかし、勉強をサボるのが日課の翔は、審議も質疑応答も全くついていけない。また、子供じみた受け答えや、書類の漢字を読み違えるなど、度々問題を起こす。しかし、大人の世界に染まっていない翔のストレートな意見と本音は、国会や国民を動かし始める。
一方、息子のために大学生として就職活動をすることになった泰山は、総理大臣としての頭脳を備えている。傲慢な面接官を圧倒的な知識と論戦力で論破していく。言葉では勝てても、面接では大失敗。さらに、翔が関係を持ったという奇妙な女性が何人も現れ、泰山はさらに困惑する。