薄汚れた港町、仁川に住む20代前半の5人の女友達。高校時代は仲良しだった彼女たちも、社会人になるにつれ、その歩みはバラバラになっていく。
その中心にいるのは、キャリアウーマンを夢見る、美しくも虚栄心の強いヘジュだ。彼女は仁川を離れ、ソウルのマンションに住み、証券会社の後輩になる。
テヒは両親のために無償で働き、脳性まひの詩人から口述筆記を受け、ジヨンは老朽化したアパートで祖父母の介護をしながら職を探す。双子のビリュとオンジョは、常に一緒にいることで変化から身を守っている。
携帯電話が鳴り響き、彼女たちは打ち合わせをする。迷子の猫、ティー・ティーが彼女たちの生活に入り込み、飼い主を次々と変えていく。