タジョウマル

室町時代後期、名家・畠山家の次男として生まれた畠山直光。直光の生涯の友であり、恋の相手でもあるのが阿古姫である。阿古姫の父が亡くなり、足利義政が二人の運命を大きく変える布告を引き出す。
やがて直光は、実の兄である畠山信綱に裏切られ、阿保姫を無理矢理自分のものにしようと画策する。直光は阿保姫を愛するあまり、命を捨てる覚悟で阿保姫を連れて山奥に逃げ込む。山中で直光は、かつて命を助け、兄弟のようにかわいがっていた家臣の桜丸に、またもや裏切られる。
そして、畠山直光は多襄丸として復活する。