四月の永い夢

教師という職業に見切りをつけ、家族経営の小さなカフェでアルバイトをすることで、人生の連帯感を得ていた瀧本初美。しかし、かつての教え子である売れないジャズシンガーから、虐待から逃れるために助けを求められたことから、逃げてきた過去が彼女の身に忍び寄るようになる。このことがきっかけで、初美は自分の過去と、3年前にパートナーを亡くして以来、抑え込んできた恋愛観について考えるようになる。
さらに、自分の過去を隠そうとする初美を邪魔するようにカフェが閉店し、常連客から初美への想いが打ち明けられる。一方、産休に入る元同僚は、初美に教職に復帰するよう説得する。そんな中、初美は自分の人生を歩むためには過去と向き合う必要があると考え、亡くなった恋人の育った町へ行き、彼の家族に償いをすることを決意する。
(出典：AsianMoviePulse)