“ユーイング肉腫 “は、同種のがんとは異なります。骨や肉に発生し、血液を介して広がります。10歳以下の子供や10代によく見られる悪性腫瘍です。がんよりも稀な病気です…”
高校2年の秋にユーイング肉腫と診断された北原一憲は、それから1年10カ月の闘病生活を送ることになる。大学受験に励み、第一志望の東京大学に無事合格したものの、1日しか足を運ぶことができず、この世を去った。
その後、昨年(2005年)1月、和典の母が和典の遺した想いを一冊の本にまとめ、このドラマとして発表した。
大病と闘いながら、友人や学校の先生、家族に支えられ、多くの人と温かい関係を築いた一徳。このドラマは、若き日の一徳が周囲の人々とともに耐え抜いた1年10カ月を描いている。