放課後の水門のそばで出会った二人の子供。ギターを弾く陽介の隣に座ったのは、内気な17歳の少女、優。洋介は最近スポーツをやめ、ギターに打ち込んでいる。彼は、自分の感じたことを歌にしようと、数行だけ繰り返し弾く。二人の関係は、自分の気持ちをうまく表現できないまま、少しずつ進んでいく。ある日、優は思い切って陽介にキスをする。陽介はギターを手にして家に帰る。数年後、優は「なんで泣いちゃったんだろう?どうして泣き止まなかったんだろう?一方、陽介は “あの時、どうして逃げてしまったんだろう “と思い悩む。
それから17年後。高校時代から一度も会っていない二人は、それぞれに空虚な日々を過ごしていた。そんなある日、二人はオーディションで偶然にも再会する。仕事帰りに一緒に飲みに行くことになった二人。夜が更け、朝が来ても二人は高校時代の思い出を語り合いながら目を覚ましていた。17年後、陽介はついに優にキスをする。17年ぶりに陽介は優にキスをし、優は再び泣き出し、ふたりはすぐに姉のもとへ向かう。
翌日、陽介は17年前に交わした約束を果たすため、優に電話をかける。陽介はアコースティックギターを取りに家に帰る。その道中、運命のいたずらで、2人は「すきだ」と言うことになる。