夫に捨てられ、それ以来3人の息子を一人で育ててきた佐和子。ある日、彼女は死にかけた青年と偶然出会う。彼に一目惚れしてしまう。その青年もまた、記憶障害を抱えていた。佐和子は彼を星雄と名付ける。記憶喪失であることをいいことに、彼女は彼を3人の息子の父親として同居させることを決意する。
そして今、佐和子と3人の息子たち、祖母、星雄の4人が一緒に暮らしている。佐和子は星雄が記憶を取り戻さないことを願っている。星雄もまた、佐和子に想いを寄せるようになる。星雄は、佐和子の悩みを不思議な能力で解決してくれる。星雄の過去もまた謎に包まれていた。その謎がついに明かされる。