ST 警視庁科学特捜班

警視庁鑑識課に所属する5人の優秀な研究者が集められ、多様化する現代の犯罪に対応した特別捜査の権限を与えられた。彼らは「科学特捜隊」、略してSTと呼ばれる。STの指揮官には、新鋭の百合根友久警部が就任する。そんな中、銃乱射事件が発生。5人が撃たれ、そのうちの1人である女性会社員が死亡する。マスコミはこれを「日本初の無差別殺傷事件」と報じる。STが出動し、ゆりねは現場へ向かう。すでにSTのメンバーも到着していた。飛び級でアメリカの学校を卒業し、犯罪心理学の博士号を持つプロファイラー青山翔、毒物の匂いを嗅ぎ分けるほどの優れた嗅覚を持つ化学者黒崎雄二、僧侶でもある化学者山吹才蔵、並外れた聴覚を持つ物理学者結城みどり。いずれも優れた能力を持っているが、社会的には無能である。その中で最も変わり者なのが、リーダーで鑑識の専門家である赤城左門だ。対人恐怖症の赤木は自室に閉じこもり、青山たちからの情報をもとに事件を分析する。