尾瀬は息を呑むほど美しい湿原で、多くのトレッカーが訪れています。しかし、長く厳しい冬を過ごした尾瀬の山小屋は、5月から10月までしか営業していない。湿原は車が通れず、食料品などの荷物を徒歩で運ぶ「ボットカ」(荷物を人力で運ぶ伝統的な運搬人)だけが山小屋まで行くことができるのです。スピード・オブ・ハピネスは、毎日歩きながら学んだ価値観を体現し、謙虚に日常に寄り添うボットカに敬意を送ります。それぞれのボッチャのペースに合わせて歩きながら、タコ、笑顔、苦労、忍耐、希望を見つめていく。彼らの尾瀬での暮らしの確かさが胸を打ち、四季折々の味わいが肌に触れる。
(出典: ハンシネマ)