40歳の臼井新は、憧れの会社の営業マンとして働いていたが、結婚直前に婚約者に裏切られる。婚約破棄されたばかりか、リストラの名目で物流倉庫勤務に降格させられてしまう。新の未来は暗い。夢も貯金も彼氏もなく、このまま人生が終わってしまうのだろうか……。この日は彼女の40歳の誕生日だが、誰も一緒に祝ってくれない。ネットショップからのメールだけが、彼女のもとに届く。新は寮から会社へ向かう途中、道端にしゃがみこんでいる老婆に気づく。この街には、彼女を助ける人はいない。40年後の自分を見るような気がして、新は本能的にその女性に手を差し伸べる。この出会いが、その後の人生を大きく変えることになろうとは、新は知る由もない。職場でも歓迎されない出来事が待っていた。同じく出向してきた同僚の村木美香と朝礼に出席していると、倉庫部のチームリーダーである濱田すみれから新しい課長を紹介される。彼はなんと、婚約破棄された前園真琴だった。またこうして会う運命なのだろう」と軽口を叩かれ、言葉を失う。その帰り道、新はレトロなバー「オールド・ジャック&ローズ」のホステス募集のポスターを偶然発見する。応募資格は40歳以上。時給2,000円のホステス募集に、新は「これは罠だ」と思う。しかし、新は人生を変えるために、この店で働くことを決意する。しかし、彼女は自分の人生を変えるために、この店で働くことを決意した。オールド・ジャック&ローズのホステスは平均年齢が70歳を越えている。アララと名乗った彼女は、大人の女性の活気とエネルギーが溢れる空間で、最年少のホステスとして、忘れていた大切なものを取り戻し、花開くのであった。
(出典:JDramas)
~~ 有馬しのぶの漫画『その女、ジルバ』より引用。