沈まぬ太陽

恩地肇が国営航空会社NALの労働組合委員長を務める。恩地肇と副委員長・行天四郎は、労働条件の改善を求めてNALの経営陣と対峙する。NALの労働環境は、致命的な事故が発生しかねないほど劣悪なものだった。安全第一の恩地肇は、海外の僻地へ左遷される。一方、四郎は肇と決別し、キャリアアップのために管理職になる。
NALの飛行機事故が発生。恩地肇は帰国し、悲しみに暮れる遺族と向き合う。政府はNALを復活させるため、国見正之をNALの社長に据える。NALの新社長は、航空会社の腐敗を調査するため、ハジメを呼び出す。そんな中、ハジメはかつての盟友・行天四郎と出会い、彼の調査を阻もうとする。