死の発送

雑誌『週刊大衆』で働く記者・竹原と津村亜紀。編集長から、元官僚で出所したばかりの岡瀬翔平を監視するように言われる。7年前、翔平は10億円を横領して逮捕された。7年前の捜査で7億円は突き止めたが、残りの3億円は突き止めることができなかった。今、編集長は翔平が残りの3億円が隠されている場所に行くことを確信している。
翔平は競走馬のトレーニングセンターに立ち寄り、高級レストランが立ち並ぶ通りへ向かう。記者の竹原と津村は、このあたりで翔平を見失う。
その後、翔平は千葉県勝浦市の霊園で遺体で発見される。絞殺されたのだ。雑誌の編集長は、翔平が3億円をめぐって殺されたと考えている。編集長と竹原は、以前翔平が立ち寄った競走馬のトレーニングセンターへ。厩舎のオーナーは西田隆三、馬主は政治家・館山虎平であることがわかる。
編集長が突然、昭平の件について話さなくなる。竹原はその急変に違和感を覚える。岩手県水沢の森で、スーツケースに入った死体が発見される。~~ 原作は松本清張の小説「かわいた覇者」。