28歳の真中まゆは、東京の高齢者施設「ひまわりの里」で働く介護福祉士。祖母のフミとは幼なじみだが、フミと結婚してすぐに軍艦「武蔵」の乗組員として徴用され、戦死した祖父のトシユキには会ったことがない。年々老いていく祖母の姿を見て、祖父がどんな人だったのか、その最期を知りたいという思いが強くなるマユ。その手がかりを求めて、ふみと一緒に四国へと旅立った。木山を探していた二人は、四国で謎の青年、篠原徹に出会う。木山は、故郷の大分県で甥が経営する自動車工場で働いていたが、6年前に妻を病気で亡くしてからは退職し、毎年四国を巡礼している。これは奥さんを偲ぶためだけではありません。誰にも言っていない大きな動機がある。木山は心の壁を作り、余生を静かに巡礼の旅に費やしてきた。そこに俊之の妻と孫娘が現れる。木山から聞かされる事実は、まったく予想外のものだった。70年前の記憶が解き放たれた今、4人の想いが交錯し始める。
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