高野和也は元外科医だが、今は弁護士として働いている。知能、推理力ともに天才的。そんな彼が、志段坂法律事務所にスカウトされる。法律事務所の創業者が急死し、亡き創業者の娘である弁護士が、志段坂法律事務所の再建のために高野和也を呼び寄せたのだ。
高野和也は、法律事務所の1号室で、4人の弁護士とともに仕事を始める。彼らは、刑事事件を担当している。4人の弁護士は、それぞれ出身地も性格も違う。創業者の娘である新人弁護士、ニートだった劣等感の強い弁護士、裁判官だったプライドの高い弁護士、刑事だった情に厚い弁護士などである。
~~ 大門剛明の小説『正義の天秤』から映画化。