美術史の講師であるソ・ジユンは、大学の専任教授になることを夢見て、恩師であるミン・ジョンハク学科長のもとで博士号を取得し、人生の最高の年月を費やしてきた人物だ。
ジユンは、ジョンハクから世紀の歴史画「アンギョンの金剛山」の論文執筆を任され、有頂天になり、ついに教授の座を手に入れようとしているのを感じる。しかし、数日のうちに彼女の世界は崩壊してしまう。
まず、夫のチョン・ミンソクが会社の捜査で突然逃亡者になり、ロシアンマフィアが汚れた金のために追いかけてきて、ジユンと息子、そして義母のキム・ジョンヒは家を追い出されることになった。そして、大学院生のハン・サンヒョンが金剛山の絵の真偽を公にし、ジユンがジョンハクの評判を十分に守らなかったことで、ジユンのキャリアは崩壊する。
怒り狂ったジョンハクはジユンを解雇し、美術史学界から追放する。そんな中、ジユンはシン・サイムダン(1504-1551)の日記を発見する。彼は朝鮮時代の儒学者である李苳の母で、画家、作家、書家、詩人でもあった。
この日記は、サイムダンの生涯、画家イ・ギョムとの関係、そして金剛山画について新たな光を当てている。 サンヒョンと親友の古美術研究家ゴ・ヘジョンの助けを借りて、ジユンは自分の人生とキャリアを取り戻すことができるのか?