双子の兄弟、隆一と隆二は、生まれて間もなく、実の親に捨てられた。そして、小さな海運会社を営む吉江夫妻の養子となった。その後、吉江夫妻は娘のミサを出産した。隆一と隆二は、養父母や妹の美佐と楽しい日々を過ごしていた。しかし、15歳になった頃、競合する海運会社を経営する桐島源平のせいで、両親は非常に暗い日々を過ごすことになる。
この頃、霧島源平は全国に事業を拡大しようとしており、良家の経営する会社から事業を奪おうとしていた。霧島源平のせいで、吉次は多額の借金を背負い、ついには自殺してしまう。龍一と龍二は、桐島源平に復讐することを誓った。
7年後、隆一は整形し、他人の身分を利用した新しい人間になっていた。犯罪の世界に身を投じている。一方、龍二は国土交通省に勤め、海運会社の監督をしている。
~~ 白川徹の小説「龍の道」を映画化。