ロマンティックパパ (1960)

保険会社に勤める夫は、5人の子どもたちから「ロマンティックパパ」と呼ばれ、妻と家族に囲まれて幸せに暮らしている。長女のオム・ジョンは大学を卒業し、チョン・ウテクと結婚する。長男のウジンは大学に行くふりをして、裏方として映画監督になるための準備をしている。次女のゴップダンは大学生、次男のバレウニと末っ子のイッペウニは高校生である。父親の給料は一家を養うのにやっとの額だが、楽観的で笑い上戸な性格で、家族の世話をしている。しかし、老齢のため保険会社から解雇される。家族の期待を裏切ることを恐れた彼は、そのことを家族に告げずにいた。やがて息子や娘たちもそのことを知るが、知らないふりをして父を慰めようとする。父の誕生日、家族全員が集まり、楽しいひとときを過ごす。