人生全般に消極的な23歳のマサルは、自らを「天才奇術師」と公言しながら、ドジばかりしている。タトゥーアーティストとして働く恋人・キリコのおこぼれに預かっているのだ。ある日、オタク風の公務員・韮沢から、巨大ロボット「ランドツェッペリン」の起動にマサルの声が必要だと、ちょっと風変わりな仕事の依頼を受ける。彼は、地球が土星人に攻撃されようとしており、その対策としてロボットが必要だと真顔で言う。最初はこの奇想天外な話を無視していたマサルだったが、ある日、友人のコウと一緒に引き受けた危険な仕事でハメられ、窮地に追い込まれる。マサルはどうなってしまうのか?このロボット・ランドツェッペリンは本当に存在するのだろうか?