八日目の蝉

不倫相手の男から赤ん坊を誘拐した女、希和子。4年間、その子を自分の子として育てていたが、逮捕されてしまう。絵里奈と名付けられたその子は、生みの親のもとに戻されるが、安らぎを得ることはできない。大人になった恵理菜もまた、既婚男性と関係を持ち、妊娠してしまう。自分の過去と向き合うため、絵里奈は幼少期に希和子と暮らした小豆島へ向かう。そこで絵里奈は衝撃的な事実を知り、ある決断を迫られる。