高崎でラーメン屋を営む青年マサト。感情的になっていた父の突然の死後、彼は10歳で亡くなったシンガポール人の母が残した思い出の品と赤いノートを偶然手に入れる。
10歳のときに亡くなったシンガポールの母の遺品である赤いノートと思い出の品を手に、直感でシンガポールへと旅立つ。そこで出会った日本人料理ブロガーでシングルマザーのミキは、バクテーの屋台を営む母方の叔父アーウィーの行方を追うのを手伝ってくれる。祖母のマダム・リーがまだ生きていること、そして彼女が両親の優しくも激動のラブストーリーの鍵を握っていることを知る。マサトと祖母は互いの傷ついた心を癒そうとする。そして彼らはキッチンに救いを見いだし、そこで作られる食事は食材の総和以上のものになる。
~~ シンガポール、日本、フランスの共同制作作品。