みどりは真実の愛を信じていない現実的な人間だ。恋愛は二人のバランスで見るべきもの。そんな彼女にとって、彼氏は完璧なパートナーだ。いい意味で平均的。だから、彼にプロポーズされたとき、彼女は結婚して何不自由なく暮らそうと思った。しかしある日、アパートの向かいにあるラブホテルで、婚約者が女と一緒にいるところを目撃してしまう。どう対応すべきか悩んでいると、双子の妹の葵が突然現れ、恋人を追って東京に来たからみどりの家に泊まりたいと言い出す。朦朧とする意識の中、葵が仕事を見つけ、生活費を払ってくれるならと、葵を泊めることにする。葵は喜んで向かいのラブホテルに駆け込み、そこでアルバイトをすることになる。しかし、みどりは近くの公園でパントマイマーに元気をもらい、その人のことが忘れられなくなっていた…。
臼田あさ美演じる双子の姉妹が、それぞれの恋の行方を追う。