ミャンマーでヒスイ採掘に従事する青年アー・ティアンとその家族の奮闘を7年間にわたって追ったドキュメンタリー。リー・ヨンチャオ監督の弟でもあるアーテイアンの生活を苦しめているのは、雨季のたびに家を泥浴び状態にする豪雨、数百人の鉱夫を殺した地滑り、そしてコロナウイルスの3つである。安定した日常生活はおろか、生存も保証されない状況の中で、一家はしばしば疲弊した表情を見せる。そのような時、監督は弟や母、幼い甥たちと、このもどかしい現実の下でひそかに、あるいはあからさまに働く資本の力について短いながらも意味のある会話を交わすのだ。
(出典:BIFF)
~~ 台湾とミャンマーの共同制作作品。