1990年代初頭、出版界に足を踏み入れた林茂は、中国がファッションとメディアの新境地を切り開いた改革の波に飲み込まれ、浮き沈みを繰り返していく。
大学卒業後、リン・モー(マー・イーリ)は求人広告をきっかけに、中庭にある出版社「鳳翔」誌の門をたたく。使い走りのお茶の子さいさいだった林茂は、最高執行責任者にまで昇進し、鳳翔雑誌が一流企業に成長するのを目の当たりにする。しかし、国際的な出版社「乙女座」の出現は、生粋の中国企業に大きな打撃を与える。さらに、ニューメディアの登場により、従来のメディアは時代遅れになりつつあった。リンモーは職を追われながらも、再びトップに返り咲くために奮闘する。