小栗旬は、登山家でありレスキュー隊員でもある島崎三歩を演じた。三歩は山を愛し、一人でも多くの人に山の素晴らしさを体験してもらいたいと願っている。たとえ救助した仲間が死んでも、死体に向かって「よくがんばった」と言える男なのだ。
ある春、長野県の山岳救助隊に配属された新人の椎名久美(長澤まさみ)は、三歩の指導と隊長の野田(佐々木蔵之介)の過酷とも思える訓練で成長を遂げる。しかし、実戦で生かすことができず、落ち込む。自信をなくす中、山間部の吹雪で複数の事故が同時に発生し、チーム全体が行動を起こすことになる。