Y字路で少女が誘拐されるが、犯人は捕まっていない。誘拐される直前まで少女と一緒にいたつむぎは、この出来事で深く傷つく。
12年後、同じY字路で少女が行方不明になる。母親とリサイクル品を売っている孤独な青年、武志。彼は最近起きた誘拐事件の容疑者である。自分が容疑者であることを知った武はパニックになり、別の街へ逃げ出す。
1年後、善次郎は2つの誘拐事件が起きたY字路の近くで愛犬と暮らしている。村おこしのために商売をしていたが、なぜか村人から咎められる。そして彼は狂気に陥り、それが恐ろしい事件へとつながっていく。