敗戦直後、結核を患った青年・利助(染谷将太)が、田舎にあるユニークな老人ホームで療養する姿を描いた「パンドラの箱」。彼は病気の治療のため、田舎にあるユニークな療養施設に足を運ぶ。その療養所では、患者や看護師が皆、あだ名で呼ばれており、利助は自分を「ひばり」と名乗ることにする。
入院中、ひばりは他の患者や看護師たちと交流を深めていく。ひばりの友人・都久志(窪塚洋介)の退院を機に、ひばりは看護師長の岳相(川上未映子)や明るく自分に好意を寄せる看護師の真保(仲里依紗)との関係について手紙を書くようになり、ひばりは看護師の真保との関係を知っていく。