孤独な老人、チャンは末期癌と診断される。健康状態の悪化で仕事を追われた彼は、死の深淵以外に自分の人生に待っているものはないと、自ら命を絶とうと考える。そんな時、久しぶりに会った孫のカーチョンが、捨てられた老犬を連れて突然訪ねてくる。チャン、カーチュン、そして犬の3人は絆を深め、ストイックなカーチュンも優しい時間の中で死や別れについて考える。死にゆく2人の運命が変わることはないが、チャンとカーチュンはこの出会いによって、避けられないものを受け入れることができるようになったのだ。
(出典:FocusHK)