おお！マイパパ (2016)

“路上の子供たちは皆、自分の子供のようなものだ”
ソ・アロイジオ神父は韓国名をソ・ジェグンといい、50年代に朝鮮戦争の余波で苦しんでいた釜山に住み着いた。貧しい子どもたちのためにマザー・マリア・シェルターを設立し、子どもたちを強制的に収容していた収容所を買い取って孤児院にしたこともある。子供たちは彼を父親と思い、ソ父と呼んだ。
“貧乏暮らしは、貧乏人と同じ波長の中にいるようになる”
ソ神父は、孤児院への寄付は孤児院のためだけに使い、自分自身は貧しく生きることを選んだ。施設の尼僧たちが何度も縫ってくれたガウンや、履き古した靴は、まさにソ神父としての覚悟を表している。
(出典：HanCinema)