料亭の娘・伊能、美しく凛とした武士の妻・志賀、小間物屋の女将・蝶は、若い頃は江戸の馬喰町トリオの最高峰だった。そんな彼らも今や三十路。誰にも言えない自分の境遇に落ち込んでいる。ある日、彼らは仕事も家庭も捨てて、突然、抜毛亭に出向く。抜まいりとは、江戸時代に庶民の間で流行した伊勢神宮への特別な巡礼のことである。3人の女性は、伊勢をゴールとし、人生を新たに始める場所として、京都と江戸を結ぶ幹線道路である東海道を徒歩で移動するカオスな旅を始める。
(出典:jdramas.wordpress.com)
~~ 朝井まかての小説「ぬけまいる」を映画化したものです。