ナーガ族の人魚を泣かせることができれば、流した涙は高価な夜光真珠に変わるのです。海辺の村に住む少女ハイ・シーは、子供を殺して人魚を泣かせ、その真珠を集めて税金を払うという策略を使う。ハイ・シーの父親が殺されたのは、そんな漁の最中だった。ハイシーの住む町は兵士に荒らされ、彼女はこの惨劇の原因となった皇帝に恨みを抱き、復讐を誓う。
そんな時、彼女は皇帝の側近で朝廷の役人であるファン・チュウに出会う。 牙竺はハイシーの弟子入りを申し出るが、その条件は正体を隠し、少年のふりをすることだった。彼女はその条件を受け入れる。
王国の危機は、放漫で無気力な支配者、宮廷内の不穏な動き、近隣の王国との絶え間ない争いのため、ファング・チューの強い意志によってのみ支えられていた。年月は流れ、ハイ・シーは王宮の軍隊に入る。彼女の主人への思いと、皇帝への相反する思いが対立し、秘密の陰謀が王国の構造を脅かしていく。
(出典:秋のにんじん
~~ 萧如瑟の同名小説を翻案したもの。