雨宮、中内、小林の3人は、かつて高校の同級生であった。雨宮は学級委員長で優等生、中内は寡黙で料理好き、小林は女好きのチャラ男だった。卒業から10年後、二人は運命的な再会を果たす。中内は料理人の道に進んだが、味覚を失い、仕事を辞めざるを得なかった。東京・西荻窪の「スリースターバー」という静かな店でバーテンダーとして働く雨宮と偶然再会する。
デビュー作で一躍人気作家となったものの、その後スランプに陥っている小林は、先代の祖父から「食料庫にストックされている缶詰を雨宮と一緒に食べきるまで店を続ける」という条件でバーを譲り受けた。小林と雨宮は、中内を缶詰の “シェフ “として迎え入れるよう説得する。
このトリオは大成功を収める。雨宮はカクテルで気分を盛り上げ、小林はバーテンダーらしく気さくにアドバイスし、中内はキッチンで腕をふるった。そして、中内がキッチンで腕をふるう。この店は、問題を抱えたお客さんが、この男たちのおかげで問題を解決して帰ると評判になった。 しかし、缶詰が足りなくなった時、どうするのだろう。
~~ 浅井斎の漫画「西荻窪三ツ星洋酒堂」を映画化。