チャ・ウンジンは、韓国の犯罪界ではちょっと異色の存在。幼いころに姉と死別し、孤児となった26歳の少女は、食物連鎖の中で戦い、自分のギャングのリーダーになった。マフィア界では「マンティス」の名で知られ、武器と格闘の腕前はピカイチで、彼女に逆らう者は部下を含めて殴られることになる。男尊女卑の環境で育ったウンジンは、男のように歩き、話し、服を着るというおてんば娘的なライフスタイルをとっている。
しかし、そんなウンジンが行方不明だった姉と再会したとき、すべてがひっくり返る。しかし、その姉は癌で余命いくばくもなく、ウンジンに「結婚して身を固めてほしい」と頼む。そこで、伝説のギャングのリーダーがとった行動とは?ウンジンのために部下を送り込み、できるだけ早く夫を見つけるのだ。もちろん、言うは易く行うは難し。
しかし、ウンジンはまた暴力団の一員に逆戻りしてしまう。
そこでウンジンは、何も知らない公務員のカン・スイルに目をつける。姉の遺志を継いで結婚したウンジンは、何も知らないスイルの妻を務めながら、ヤクザ稼業も続ける。しかし、ウンジンの縄張りを狙う敵対組織の幹部が現れ、事態は複雑化する。さらに、瀕死の妹はウンジンに母親になってほしいと頼む。