榊マキオ、通称 “トルネード “は、高校を中退した27歳の強者。学歴から言えば、かなり頭が悪い。父親は、牧生を強制的に高校に戻して卒業証書を受け取らせようと考え、たまたま近くの学校の校長をしている旧友に、牧生を入学させるように頼む。もし、牧朗が卒業できなかったら、ボスの座は弟の幹雄に譲られる。
しかも、授業中はもちろん、学校外でクラスメートや教師の前でも17歳を装わなければならない。もし、そのことがバレたら、高校生活もボスへの道も閉ざされてしまう。最初は、牧朗の気性の激しさが試される、荒れた展開だった。しかし、授業が進むにつれて、テストや勉強だけでなく、学校生活には多くのことがあることを知る。