Kとクリームは、ともに孤児で、恋愛とは無縁の家庭を共有していた。Kは父親を癌で亡くし、母親に捨てられ、クリームは交通事故で家族全員を失っている。しかし、末期がんで死期が迫っていることを知ったKは、クリームにそのことを秘密にして、優しくて健康な人と結婚するように勧めるのだった。
やがてクリームは裕福な歯科医ジョン・ルイスと出会い、恋に落ちたと宣言する。Kは悲嘆に暮れるが、クリームを一人にしないでおこうと、ほっとするのだった。
真の愛は、愛する人のために犠牲を払ってでも貫かれる。しかし、Kとクリームの場合、それだけで愛されるようになるのだろうか。
(出典: マニラ・ブルテン)