高校の同級生である彼らは、孤独を分かち合い、急速に親密になり、互いの空虚感を埋めていく。クリームはKの家に転がり込み、二人は家族や恋人のようにお互いを頼りにするようになる。数年が経ち、Kはレコード会社に就職し、クリームは作詞家になるが、カップルでも友達でもない二人の暮らしは続いていた。白血病と診断されたKは、クリームを一人にして傷つけたくないという思いから、自分の病気を明かすことをためらっていた。そんなことを知らないクリームは、別の男性と付き合い始め、やがてプロポーズを受け入れる。韓国映画の台湾版リメイクということで、どんでん返しやメロドラマ的なストーリーはお馴染みだが、台湾ならではの情緒が色濃く出ていて、涙を誘う。
(出典: BIFF2018)