ナ・ヨンウォンは、大ヒット月刊誌「月刊ハウス」の敏腕編集者。10年以上のキャリアを持つ彼女だが、その家庭環境は決してのどかなものではない。実は、借家で一人暮らしをしており、自分なりに工夫をしながら楽しく暮らしている。しかし、雑誌社の社長ユ・ジャソンがこの家を買い取り、うるさい大家となったことで、彼女は衝撃を受けることになる。
ユ・ジャソンは大家の中でもかなり気難しい人物だ。貧しい家庭で育ち、最初は建設業に従事していたが、不動産投資で財を成そうと決心する。そんな彼にとって、ナ・ヨンウォンが住む家を購入することは、単なる金銭的な取引に過ぎない。しかし、二人はお互いを知るにつれ、不動産市場に対する、そして互いに対する考え方が変わっていく。そして、ナ・ヨンウォンは自分の家を買ったほうがいいのか、それとも会社の社長とロマンスを始めたほうがいいのか、自問自答し始めるのだった。