清水もこみは幼い頃、自分の空想の世界を作っていた。ぬいぐるみ、石、植物と会話をする。また、無生物の感情を感じ取ることもできた。そのため、変な子だと思われて叱られることもあった。小学校5年生のとき、不登校になる。高校は通信教育で卒業した。高校は通信教育で卒業した。その後も、部屋の中で物思いにふけったり、空想にふけったりすることが多かった。しかし、いつも部屋に閉じこもっていたわけではない。兄に連れられて出かけることもあった。20歳のとき、母の勧めで小さな工場でアルバイトを始めた。仕事は、不良品の摘発。
1年たった今でも、もっこみは工場のアルバイトを続け、元気に働いている。しかし、ときどき、工場にあるものに、まるで感情があるかのように話しかけることがある。それが原因で、工場に迷惑をかける。そして、もう工場で働きたくないと思うようになる。22歳の誕生日、ある人物が彼女を訪ねてくる。