近未来、マニラはほとんどユートピアのような都市だが、人々はいまだに幽霊話を信じている。そのひとつは、真夜中過ぎに街のあちこちで起こる謎の停電に巻き込まれ、人々が消えていくというもの。
不幸にも家から出てしまった人たちの唯一の避難所は、当局が設置した特別なセーフハウスである。このセーフハウスは通常2階建てである。1階は、ぎりぎりのところで入ってきた人たちのためのものだ。鍵のかかった2階には、誰が、何がいるのか、誰も知らない。
そんな中、いたずらだと思っていた4人の仲間たちが、ある日突然、事件に巻き込まれる。街の灯りが次々と消えていく中、彼らは指定された隠れ家のような場所になんとか避難する。その時、電話が鳴り、彼らは一人がまだ外にいることに気づく。何かが彼を追っているのだ。夜が明けるまで、彼らはそれぞれの決断を迫られることになる。