商業大国となった中国では、絹織物、刺繍、織物の取引が盛んになり、一部の有力者がその頂点に立つようになった。江蘇省蘇州の姑蘇(こそ)地区がその代表的な産地である。その中でも最も偉大な機織り王朝といわれるのが、その秘密を大切に守っている任氏である。中国の伝統的な文化では、男性が社会的な支配者である。詩と哲学を愛する心優しい人物だが、商売には向いていない。10年来の妻、沈翠妮は正反対だ。刺繍の腕前はピカイチで、家業を軌道に乗せるために奔走する。
しかし、密輸業者の摘発に乗り出したレン・シュエタンは、かつて恋仲だったツェン・バオチンに出会う。事故の後、曾宝琴は任家に身を寄せ、恋のライバルである沈翠妮と対面する。しかし、敵に囲まれた一家は苦境に立たされ、二人の女性が協力することでしか、一家の崩壊を避けることはできないようだ。果たして二人はライバル心を捨て、協力し合うことができるのか、それとも嫉妬と愛が二人の邪魔をするのか?
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