四姉妹の三女である空は、新宿歌舞伎町にある坂本医院を父から受け継いだ。そらは金のない者でも診察し、待合室はいつも一文無しの患者でごった返している。借金まみれの手術を続けるのは大変だが、笑顔で続けるそらは、近所の人気者になっていく。
長姉の海は、遺伝子治療を研究する独身の医師。次女・陸は大病院の院長夫人。四女の美海は、有名になることを夢見る研修医。この4人は、医師としてのあり方について全く異なる考えを持っており、集まるたびに兄弟喧嘩が絶えない。
ある日、海が四姉妹を呼び寄せ、見たこともない少女を紹介する。それは、北海道から来た今まで知らなかった異母姉のひよだった。日代は重い病に侵されていた。