本作は、自由でありながら強い愛について語るドキュメンタリー。数々の開発や国家プロジェクトによって破壊されつつある済州島の土地を、悲しい歴史を胸に秘めながら、ひたむきに守ろうとする人々の物語です。社会をよりよくするために、必死で社会運動をする人々の物語。彼らの国籍、経歴、職業はすべて異なる。原住民、よそ者、環境保護主義者など、呼び名もさまざまだ。しかし、自然と共存し、ありのままの自分を尊重し合うという理想は共通している。映画は、済州島の第2空港建設に反対するデモの様子や環境保護主義者たちの姿をつぶさに映し出し、絶望的な愛の物語を展開する。
(出典: BIFF)