ルアード・カティーヤ

中アジアにある小国ヤソートーンの王が暗殺され、そのために一人娘のダラクマリ姫は王位継承順位が第一位から第三位に降格し、本来あるべき派手な生活を送れなくなった。しかし、そのおかげで、彼女は偶然にも引退した将軍の息子アノタイ（ジェサダポン・ポールディ）と出会うことができた。そして2人は幼い頃から友人となり、その友情は徐々に深い愛情へと変化していく。しかし、アノタイは王女を「ダラ」という、宮殿に住む普通の女の子としてしか知らない。アノタイは父の影響と、国を守りたいという自分の夢から、王立陸軍士官学校に入学することを決意する。そして、アノタイは優秀な士官となり、めきめきと昇進していく。そんなある日、アノタイは自分が愛した女性が普通の女の子ではなく、実は王位継承権第3位の王女であることを知る。自分のような平民が王族と恋に落ちることは許されないと強く信じていたアノタイは、このことに大きく心を揺さぶられる。しかし、彼女への強い愛ゆえに、彼女をヤソトーンの女王として即位させるためなら、たとえ自分の命を犠牲にしてでも、どんなことでもすると誓う。