愛の渦

東京・六本木の裏通りにあるマンションの一室に人々が集まり、男は2万円、女は千円、カップルは5千円を払って、深夜から朝5時までの時間をセックス・パーティで過ごしている。この快楽のために預金口座を空っぽにした気分屋のニートと、最初は無愛想で内気な印象を受けた眼鏡の女子大生が参加する。この乱交パーティを仕切っているのは、倦怠期のマネージャーとバーテンダーで、3つのシンプルなルールを説明し、強制する。セックスの前にシャワーを浴びること、避妊具を使うこと、女性の意思を尊重すること。最も危険なのは、ニートの男が学生を静かに、そして激しく愛していることだ。彼女は、自分の殻を破ることができないまま、誰よりもセクシーであることを露呈する。