ある近所、小学校の友達6人で、山小屋でのMTに出発。料金には食事代とロトに当選した4,000円のお釣りが含まれており、それを彼らに割り当てる。山小屋に到着した一行は、以前にも来たことのあるトミーと酒を酌み交わしながら楽しいひとときを過ごす。そこへ、山へ狩りに行った弁護士夫婦が合流する。
夜が更け、彼らが買ったロトが1等当選し、お祝いムードになった頃、総支配人のヘジンが谷底で足元を見失い、姿を消した。トミーが謎の死を遂げた後、山小屋の中は恐怖に包まれた。以前は人懐っこい笑顔だった登山家が、実は強姦魔で脱獄囚、本物の登山家を殺してここに潜伏している危険人物だったのだ。後から参加したOBのイェリンは、公金横領で金に追われる中、先に来た同級生と力を合わせ、彼に立ち向かうが、友人の死が続き、ロトの行方も分からない。弁護士も宝石強盗や持っている猟銃でロトを確保する戦いに参加することが判明し、山荘は欲の影に彩られ、73億ウォンの所有者が一人残るまでお互いの命を脅かし合う。孤立した山小屋で目の前に主人もなく現れる73億ウォンで、人間が見せる欲の果てと、徐々に変化する複雑な人間の心理を観客に見せてくれるのだ。
(出典: ハンシネマ)