舞台は1950年代の日本、東京。
保は女優の妻、原田静香を殺害した疑いをかけられ、台湾に渡り自殺する。彼は台湾に逃げ、自殺する。保の友人である増沢磐司は、私立探偵として働いている。保の死に疑問を抱いた万次は、マスコミ界の大物・原田平蔵によって事件が隠蔽される。
そんな中、万次は原田家の隣人にまつわる別の事件にも巻き込まれる。酔狂な小説家・上井戸丈治、出版社の編集者、そして事件の鍵を握る美女・愛子と出会う。事件は解決したかに見えたが、思わぬ事態が発生する。
原作はレイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」。