伝説の中に、「狼」と呼ばれる強力で無敗の戦士がいる。この戦士は武道界から引退しており、その正体を知る者は少ないが、彼に挑戦しようとする者は多い。ある若者がウルフを探し、ワイと連絡を取り、ウルフのもとへ案内してもらう。若者はウルフ(本名:馮萬欣)が自分の想像とはかけ離れた老人であることを知ると、老人を嘲笑するような皮肉を言い、ワイはウルフの物語を語り聞かせるのだった。
映画は第二次世界大戦後の時代にフラッシュバックする。若き日のフォンは、戦争で荒廃した農村をさまよい、廃寺にある女性に会いに行ったことをかすかに覚えている。Fungは村人の青年Waiに出会い、目的地まで案内してもらう。村人たちはフォンの素性を怪しみ、寺院までついていく。そこでフォンが悪名高い一味の6人と激しい戦いを繰り広げるのを目撃する。フォンはなんとか相手を倒したものの、重傷を負ってしまい、ワイに連れられて静かな場所で回復する。その時、フォンは自分が会っている女性が恋人のイーであることを思い出す。
そんな中、ギャング団が村を襲い、多くの罪のない人々が殺されてしまう。フォンとワイが駆けつけると、そこかしこに死体があり、イーはギャングに捕らえられていたことがわかる。Fungは暴力団を追いかけ、2代目リーダーに会うが、彼は自分を「3代目兄さん」と呼ぶ。その時、フォングはふと自分が実はギャングの一員であることを思い出す。一般市民への残酷な行為に耐えかねたフォンは、ギャングと戦い、ついに勝利を収める。
やがて映画は、フォング(老人)、ワイ、そして青年の3人の会話に戻る。青年は、自分が実は新進気鋭の殺し屋で、伝説のウルフを倒して名を成したいと思っていることを打ち明ける。彼は銃を抜き、ウルフを殺そうとするが、うまくいかず、すぐにウルフに倒される。